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【第3回】ある日突然…ついに四十肩?
ある日突然、肩が上がらなくなって、「ついに四十肩?」と、あきらめ顔で来院される方は少なくありません。「ある日突然…」なのですが、話をじっくり聞いてみると、「その少し前から軽い肩こりのような症状があった」というケースがとても多いのです。 。
右肩にだるさと軽い痛みを感じた40代のNさんは、「肩こりだから運動で解消しよう」と、水泳にいそしみました。しかし肩の痛みはいっこうに収まらず、かえってひどくなったことから来院。診察してみるとNさんの症状はただの肩こりではなく、関節の炎症を伴った「四十肩」の初期症状でした。もうしばらく水泳を続けていたら、おそらく「ある日突然…」が起こっていたでしょう。。
「四十肩」とは病名ではなく、40代、50代に多発する肩関節の周りの炎症によって引き起こされる症状のこと。一方「肩こり」は、よくない姿勢を続けたり筋肉に負担のかかる動きを継続したりすることにより、肩周りの筋肉が疲労して血液の循環が悪くなって起こります。痛み、張り、だるさといった症状は似ていますが、対処のしかたがまったく違うため、誤った自己判断が悪化を招いてしまう場合もあるのです。
同じ四十肩でも、痛みの原因が筋肉の炎症によるものと、関節の炎症によるものとでは治療のしかたが違います。また軽いストレッチが効果的だったり、逆に安静が必要だったり、暖めた方がいい場合、冷やした方がいい場合など、原因と症状により適切な治療法が異なります。早く治すためにも自己判断は禁物です。
院長 田辺健児
