2024年3月の休診日:3月3日(日)・10日(日)・17日(日)・24日(日)・31日(日)が定期休診日となります。

症例ブログ《からだ研究所》

骨盤のゆがみ

骨盤のゆがみに気をつけて!

骨盤のゆがみは片寄った姿勢から

骨盤のゆがみは、日常生活の中のいろいろなきっかけで引き起こされます。よく足を組む方、片足に体重をのせて立つ方、出産された方などは要注意です。

出産は仕方ありませんが、姿勢の問題は意識することで防げます。くれぐれも体重が片側によりかからないように、日頃から心がておきましょう。

出産してから骨盤がゆがんだ Tさん(40代女性)の場合

骨盤のゆがみが気になると来院されたTさん(40代女性)の症例です。問診カウンセリングでお話しを聞くと「2年前に出産してから骨盤がゆがんだ気がする。そのせいか、お尻の形も四角くなった」とのこと。

早速お身体を視診・触診させていただくと、右の骨盤が前に出ていました。さらに鏡の前で改めてみてみると、Tさんがおっしゃる通り、骨盤がゆがんで右に上がっていました。子どもを抱っこすると腰に痛みが走るともおっしゃっていらしたので、『腰痛集中ケアコース』をお勧めしました。

施術に入ると、Tさんは初めての矯正治療に凄くビックリされ、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をされていました。ひとまず骨盤を正しい位置に戻しましたが、このままではすぐにまた元に戻ってしまいます。なぜなら、骨のまわりの筋肉が、ゆがんだ状態を正しい位置だと思い込んでしまっているからです。骨盤を正しい位置で固定させるためには、マッサージをして筋肉を緩ませ、間違った位置を忘れてもらうしかありません。

背部から腰部、臀部、大腿部までマッサージをしていき、動かした骨のまわりの筋肉(インナーマッスル)をしっかり緩めていきます。また、矯正治療では骨盤や脊椎(せきつい)を動かすため、骨を支えているインナーマッスルが一緒に動かされて一時的に炎症を起こしてしまうことがありますので、炎症を抑えるための「干渉(かんしょう)」という電気治療も同時におこなっていきます。

こうしてすべての施術がおわり、もう一度Tさんに鏡の前に立っていただくと、「すごーい! 骨盤の右と左の高さが同じになった!」とおっしゃっていただき、私も思わず心の中でガッツポーズしてしまいました。

その後は週1回のペースで通っていただき、計6回の施術で骨盤のゆがみ・子どもを抱っこしたときの腰痛ともに無くなったので、治癒となりました。

私と一緒に骨盤のゆがみをチェックしてみませんか?

この症例のように、骨盤がゆがむと痛みまで引き起こす場合があります。
Tさんは治癒まで6回の施術を要しましたが、痛みがなければ4回くらいの施術で治癒したと思います。

皆さんのなかで、お子さんを片方の腕で抱っこしたり、足を組んで座ってばかりいて、「自分の身体がゆがんでいるかも!?」と思った方は、ぜひ確認してみてください。

自分ではどうもわからない、という方は、ぜひご来院お待ちしております。

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